成長する開発チームに驚きを
3回目のスプリント
たぶん、今、開発チームは3回目のスプリントのハズ。あれ?3回目だったよなぁ。
不確かな3回目のスプリント計画レビューのとき、ワタシは悪役になった。
悪役のような言葉を使い、開発チームに波紋を投げ、コミットを要求した。
開発チームのリーダは、スクラムのやり方やtracの使い方で試行錯誤していたようだ。そして、自分の腹にどうやら落とせたようだ。
「何ができるかはわかった。後は、どう見たいかがわかればいいんだ。」と。
ちょっとだけ、tracのビューを直してもらったようだ。
少し前、このスプリントのデイリースクラムに若しかしたら初めて出たかもしれない。
#別件で身が空かなかったもので。
開発チームのリーダは、「ほほぅ」と唸らせるようにtracをチームのメンバがわかりやすいように“ちょっと”だけ直していたのを見た。
関与を減らす
自分たちでやるのだから、自分たちで箸の上げ下げは考え、試行錯誤し、フィードバックして欲しい。
そう思っているし、それが自律した開発チームの姿だと思っている。
ワタシの都合もあって、放置した。
顧客とのミーティングは同行するけれど、ほとんど“放置”だ。
子育てならネグレストといわれるかもしれないけれど、大人だし。
それ以外のコネクションもあるからそっちからも開発チームの情報は入るし、チームメンバからも情報のリークがあるから、危険予知は何重にかは張ってある。
そんな予防線を引きつつ、実態として姿を見せる頻度をはずすと面白いことが起きていた。
成長するチーム
思った以上に、開発チームが考え、行動していた。
「あれ?」
出る幕がない。すばら。
コミュニケーションの断片を見ると、スクラムを取り入れたころのチームの状況とぜんぜん違う。まったく違うチームを見ているようだ。
「(成長している!)」
不思議だ。
デイリースクラムは、プロジェクタに映る文字が小さいからもあるけれど、メンバが寄ってスタンドアップミーティングになっている。
検討をしていない。
“昨日やったこと、今日やること、困ったこと”でラウンドロビンしている。
チケットはちゃんと更新されている。
何より、開発チームのリーダが言う。
「trac便利だよ。subversionと連携できるし。名にやっているか見えるし。」
そう思って薦めていましたが。
良かった、実感してくれて。