理想のチームに近づくためのふりかえりはどうやったらいいのだろう
ワタシはプロジェクトチームは自律して動けるようなチームが理想であると思っているし、自律して動けるということはチームをどう推進していけばいいのかメンバ一人ひとりが同じ方向に顔を向け、考えることができるから、だと思っています。
ただ、それはとても理想な状態のチームであって、理想にすぎません。だから、少しでも理想に近づくためにできることを少しずつ、一度に何でもやると中途半端になってしまうから、試行錯誤をするようにチームにネタを振るようにしています。
そうした一環の取り組みが<ふりかえり>をさせることなのです。
ただ、一方では先ずは<自立>してほしい、自分の脳で考えて試して欲しいと思い、ふりかえりはメンバだけでやってもらっていました。まだ、やっとメンバがふりかえりをできるようになった、と思うので敢えて<自立>の漢字をあてています。まだ、自分たちを律するまでには党夏していないのです。それはケプトをすることは大分習慣になってきたように見受けられるのですが、どうにもProblemでどうして続けたくないのか、どうして止めたいのかの<なぜ>まで辿り着けないようなところからも見受けられるのです。
それがあって、あるタイミングからふりかえりに介入するようにしました。
評論をしない。どうしてそう思ったかを訊く
ついついやり方のイメージを持っていたり経験をしていると、メンバがふりかえりのケプトのProblemで話しているときに批評のコメントをしてしまいがちです。でも、それは絶対してはいけないです。それをしてしまうと、誰も意見を言わなくなってしまうからです。このふりかえりの場は、そういったコメントをする場ではなく、メンバが自分たちで改善のネタを探す場なのですから。
だから、メンバがProblemを言ってくれたとき、その気づいてくれたことがなぜそう思ったのかもやもやしたままのときは、どうしてそう思ったのかを尋ねるようにしています。
どうしてそう思っった?
嫌だと思った原因はなんだか思い当たる?
本当にそれが原因なのかな?
もしかしたら、それが原因じゃなくて違う別の理由があるのでは?
ワタシはなんとなくProblemを話してくれているメンバのネタから多分あそこが原因なのだろうと辺りがついていたりすることが多いのですがそれでもあえてワタシからは直接は言わず、メンバに探してもらうように尋ねるのです。
それは、メンバが自分たちで改善を回せるように自分たちのふるまいを自分たちがやり易いように律して欲しいからです。